お見合いにはハプニングがつきものと思えるぐらい、私は色々な失敗をした。「お前は本当にドンくさい」と友達に言われ続けた性格だけに、ほかの人からは信じられないミスも多かった。
お見合いの席でズボンのチャックが開いたままだったというのは1回だけではない。相手の目が泳いでいるので、何か異変が起きているのかと思い、こちらから訊ねて原因が自分の“社会の窓”だったことが判明した時の恥ずかしさはちょっと表現する言葉がないくらいだ。
車でデートしている時、残りのガソリンをチェックし忘れていて道の真ん中でガス欠になったこともあった。現場でタクシーを捕まえてガソリンスタンドまで走り、そこのスタッフに来てもらって事なきを得た。
同乗していた女性は美しいOL。男性慣れしたタイプだけあって、それまで話が弾んでいたが、ガス欠に直面すると、「この人、信じられない!」とこちらを冷たい視線で見たうえ、「他の人に見られるのは恥ずかしい」という理由でガス欠した車から一歩も出ず、緊急事態の中でも一切協力してくれなかった。こちらが悪いわけだから、苦情を言う立場にはないが…。
女性がハイヒールをはいていることに気づかず、長い道を歩かせてしまい、足を痛めさせてしまったこともある。これは今、考えても心が痛む。睡眠不足のため、見合いの最中に寝てしまい、相手に顔をのぞき込まれたこともあった。
ハプニングでの対応には人間の本音が出るので、お互いに相手を知る絶好の機会だと今になれば考えることもできる。挽回するために一生懸命やれば、相手に誠意が通じるはずとも思う。しかし、上記のケースはいずれも、すぐに「お断り」の返事が届いた。
〈PR〉

コメント