お見合いで結婚相手を探す場合でも、同じ趣味をもった人を選ぼうとする人が多い。しかし、これはほとんど意味がないと私は思う。同じ趣味をもっていることと相性が良いことはあまり関係がないと思うからだ。学生時代のクラブ活動を思い出してほしい。同じ趣味をもって集まった仲間でも仲の良い人ばかりではなかったはずだ。
私はゴルフに凝った時期があった。そんな時期にお見合いしたバツイチの女性は大のゴルフ好きだった。ゴルフの話題で盛り上がり、最初のデートでパターゴルフ場に出かけた。彼女が離婚した夫はお金持ちの医師で、夫婦で有名なゴルフ場の会員になり、彼女は夫が勤務している平日もゴルフ三昧の毎日だったという。
それだけに、彼女はパットもものすごくうまい。私は彼女から「あなたは芝の目を読めないのね。どれがフックラインかスライスラインかもわからないでしょ」という手厳しい言葉をもらい、パットへの熱意も彼女と付き合う意欲も一気に消えた。
ほぼ同じ時期にお見合いしたOLはスポーツ根性ドラマに出てきそうなスポーツウーマンだった。私は愚かなことに前のケースの“学習効果”がなく、彼女と3回目のデートでゴルフのショートコースに行った。グリーンで私が大きくショートした時、彼女から「男の子でしょ。しっかり打たなきゃ」と言われ、今回はこのデートの後、彼女からお断りの返事が届いた。
これ以降も、私のような軟弱ゴルファーに軟弱に付き合ってくれるお見合い相手はいなかった。
結婚生活においても、夫婦が同じ趣味をもたなければならない必然性はあまりない。反対に、自営業者のように夫婦が職場でも一緒にいる場合は、違った趣味をもって別々の時間をもった方がうまくいくケースが多い。
どうしても同じ趣味をもつ人を配偶者にしたい場合は同好会やクラブに入ってそこで選ぶのが早道だろう。お見合いで同じ趣味の人を探そうとすると、選択肢が狭くなり、最も重要な要素である相性の良い相手を逃してしまう可能性がある。
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