仲人さんにお見合い写真と釣書を渡すと、仲人さんによってはこの2つを大量にコピーして多くの仲人仲間に渡す。だから、私の写真と釣書をどこで誰が見ているかわからなかった。それを考えると、少し恥ずかしかった。
一方、お相手候補の写真と釣書はたいてい、仲人さんから郵送されてくる。この郵送がしばらく途絶えると、お見合いの機会がこのままないのではと不安になった。
たまに複数のお見合い候補の写真や釣書が一緒に送られてくることもある。その際は、不遜(ふそん)にも通信販売のカタログを見るように、釣書や写真をテーブルに並べて家族と見比べたりした。今考えたら、申し訳ない気もするが、反対に、私の写真と釣書もあちらこちらの娘さんのいる家庭のお茶の間で、他のお見合い候補とともに、話のネタにされていたことだろう。
送られてくるお見合い写真も人によってさまざまだった。写真館で撮影したやや堅い雰囲気のものや友達と一緒も写っている写真もあった。友達の方が美人だったりすると、目移りしてしまって、ご本人が男性心理を全く理解していないことがそれだけで伝わってくる。
海外旅行に行ったことを自慢したいのか、有名な遺跡をバックに撮影しているのだが、ご本人の姿が豆粒のように小さくなって、よくわからないものもあった。写真を半分に切って本人しか写っていないようにしたものもあった。こんな写真では、残りの半分に男性が写っていたのではと邪推(じゃすい)してしまう。
お見合い写真を数多く拝見した経験と新聞記者という写真の“準プロ”の立場からアドバイスさせていただくと、本人の姿をできるだけ大きく写してほしい。あくまで本人を知ってもらうのが目的だから、背景などにスペースを取る必要はない。全身が写ったもの1枚と上半身だけのもの1枚があれば、ベストだ。
撮影場所は顔の陰影が出ないように明暗の差の少ない所を選んでほしい。あとはくだけ過ぎず、清潔な服装でカメラに向かってスマイル!
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