こちらが気にいった相手の場合、仲人さんを通じてお断りの返事が来ても、どうしてもあきらめきれないことがある。
私にとって、神戸のOLとのお見合いの時がそうだった。2回のデートの後、仲人さんが「先方がお断りしたいとおっしゃってきました」と電話してきたが、どうしても納得できず、「ご本人と直接、話をしたい」と頼んだ。
この女性はやさしい人で、電話に出てくれ、話をしてくれた。私が再考してほしいと頼んだが、答えはもちろん、「ノー」だった。相手の女性もきちんと考えたうえで、結論を出しているわけだから、それが翻(ひるがえ)るわけがない。若い時の私はこんなことすらわかっていなかった。
反対のケースもあった。大阪のOLはお見合いをしただけで、その後はデートすることもなく、お断りの返事をしてきた。美人だったので、私はちょっと心残りだったが、すぐに忘れた。
それから半年後、この女性から突然、電話があった。「もう1度、お会いしたいと思いまして…。私はもう仲人さんを頼んでいませんから、費用がかからずにお付き合いできますよ。あなたにとってもその方が都合がいいでしょ」という身勝手な内容。開いた口がふさがらなかった。
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