中年以降も男が独身生活を続けていくと、休日の使い方がなにかと不便になってくる。
同じ独身でも、女性なら女同士で旅行に行っても何の不自然さもない。しかし、中年の独身男性が連れ立って旅行するのはあんまり見映(みば)えがよくない。有名レストランには1人では入りにくいし、毎回、あちこちのレストランに老いた親を連れて行くのも気が進まない。やはり、どこに行くにも、独身男性にとって理想の連れは若い女性だ。
お見合いで「この人とは結婚まではいかないが、一緒にいてもそれほどの違和感はない」と思えるレベルの女性と出会うことがある。先方が私を気にいってくれたケースでは、「いずれはお断りをすることになるかもしれないが、それまでに1、2回デートして、行きたかったレストランなどにご一緒してもらおう」と私にとって“虫のいいプラン”を実行に移したこともあった。
特に、クリスマスを1人で過ごすのはわびしい。12月も中旬に入るとお見合いをする機会がほぼなくなるので、11月終わりか12月初めにお見合いしたお相手については、年明けまでお付き合いすることにして、クリスマスソングの流れるレストランにご招待した。
これによって私は自分の孤独感が慰められた。相手の女性も雰囲気の良いレストランでの食事でうっとりしたムードになっている。食事代はすべて、私が支払ったが、「彼女がその気になっているのに、しばらく経ってお断りの返事をしたらショックだろうな」と良心の呵責(かしゃく)を感じた。
ある時、テレビで天橋立の特集番組を見て、急に行きたくなった。かといって、大阪から天橋立までの長距離ドライブを1人でするのはさみしい。そこで、お見合いしたばかりの女性を2回目のデートでこの長距離ドライブにお誘いした。
彼女はドライブがとても楽しかったようで、ドライブの後、私にひんぱんに電話をかけてくるようになった。私の仕事の都合なども無視して長電話を強要するようになった。その無神経さが気になり出し、3回目のデートをする前に、私は仲人さんを通じてお断りをした。
その後また、彼女から電話がかかってきた。「断るんなら、なぜ天橋立までドライブしたんですか」。おっしゃる通りなので反論できなかった。2回目のデートの後で断ったわけで、それほど交際期間を引き延ばしたつもりはなかったが、結婚するつもりがないのに、相手をその気にさせてはいけなかったと今も反省している。
◇
あけましておめでとうございます。旧年中は「お見合い達人の裏話」をご愛読いただき、ありがとうございました。今年は相談コーナーや「結婚のプロに聞く」に加えて、新企画をスタートさせ、内容を充実させていきたいと思っています。今年が読者の皆さんにとっていい年でありますように、結婚を希望する方々が「運命の人」とめぐり合える1年になりますように、お祈りするとともに、さまざまな企画を通じてお力になりたいと思っています。よろしくお願いします。達人
〈PR〉

ブログ読ませて頂きました。突然のコメントで申し訳ありません。
最近、このブログの読者になりました。読み進めていく内に、男性の心理、共感できるところなど多数ありましたが、これだけは見過ごすことができない箇所がありました。
>特に、クリスマスを1人で過ごすのはわびしい。12月も中旬に入るとお見合いをする機会がほぼなくなるので、11月終わりか12月初めにお見合いしたお相手については、年明けまでお付き合いすることにして、クリスマスソングの流れるレストランにご招待した。
なぜ、年明けまでおつき合いすることにしたのでしょうか。年末をお一人で過ごすのが侘びしいから、結婚する気はないまでも、孤独を紛らわせる相手として女性を便利あつかいしているのでしょうか。
それは、大変失礼で、情のかく行為ではありませんか?お相手も一生懸命婚活しているのに、時間を無駄につかわせていることにお気づきにならない。
なんて傲慢なのかと思いました。
そのあとの、ドライブの女性もそうです。
すごく不愉快で憤りを感じました。
そのあと、お断りをしたあとの相手の気持ちを全く考えていないのですね。
その気にさせた、といいますが、何様でしょうか。
そしてタイトルも「便利使いのツケ」不愉快もいいところです。
最低の男性だと思いましたし、しょせん男の考えることなどこんなものかと思えば、がっかりします。
投稿情報: かめ | 2009年11 月29日 (日) 21:23