お見合い後に交際することになった女性との間で、私が最も気を配ったのは次回のデートの日程調整だ。特別の事情がない限り、「次のデートの日程が決まっていない」という“交際の空白期間”を生じさせないように心がけた。
お互いをよく知らない同士の男女が結婚を想定しながら交際しなければならないというデリケートな状況にいるわけだから、ちょっとしたコミュニケーションギャップが交際を中断するきっかけになりかねないからだ。
お見合い後に交際するかお断りをするかの返事をする際は仲人を通じて行ったが、2回目以降のデートで交際を継続したい相手に対しては、デートしている中で「次のデートは来週日曜日にしたいのですが…。午後11時に●●ホテルのロビーでお会いするということでどうでしょうか」といった具合に具体的な日時や場所を提案し、日程調整をした。これによって、「交際を続けたい」というこちらの意思が女性に明確に伝わると考えたからだ。
女性と交際経験の少ない男性は「次回のデートは来週の日曜日にしたいけど、1週間先のことだから水曜日か木曜日に彼女に連絡をとればいい」などと安易に考えがちだ。しかし、女性は次回のデートを申し込まれるまでの“交際の空白期間”を不安な気持ちで待たなければならない。
この間、女性は「相手がすぐに次回のデートを申し込まないというのは、このお見合いに乗り気ではないのでは」と考え始める。やがては「相手が他の女性とお見合いやデートをしたいと思っているから、私とのデートの日程が決まらないのでは」とか「こんなに私を不安がらせる相手は気配りの足りない、女心のわからないタイプに決まっている。こんな人と結婚したら苦労する」と考えるようになり、最初は好意をもった相手でも断る決断をするというケースがよくある。
私の場合、仕事が忙しくて休日出勤しなければならない可能性がある時はその事情を説明したうえで、「直前になってキャンセルしなければならない可能性もありますが、とりあえず日程を“仮押さえ”させてください」と言ってデートの約束を取り付けておいた。
どうしても忙しく休みを取れない時は、1カ月先の日程でもいいから具体的な日時を指定してアポを取るべきだと思う。そのうえで、メールや電話で連絡を保って相手の気持ちをつなぎとめるように心を配るべきだろう。
「交際を続けようか、お断りをしようかと思案中なので、次のデートの約束をする気分にならない」などと考える男性もいる。これは自分勝手な発想だ。相手に対して迷う程度の思いしかもてないのなら、連絡を待っている相手のためにも断るべきだろう。
相手が次の約束を渋ったら、今後の交際を迷っているのかもしれない。相手の心情を尊重して「それでは、のちほど、都合の良い日をご連絡ください」などと言って日程調整の話題を切り上げよう。そんな細かな気配りが離れ始めた相手の心を引き寄せる可能性もある。
「デートの日程を決めずに相手をじらした方がこちらへの好意が増すのでは」などと愚かな考えをもつ男性もたまにいる。お見合いにおいて「思わせぶりな」態度が相手の心理にプラスの効果をもたらす可能性はゼロに近い。反対に、「不真面目な男性」と仲人さんに報告され、仲人さんの間での自分の評判を落とすことにつながりかねない。
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